<<多忙な日々>> アンコモン (W)(W)
エンチャント

全てのプレイヤーはドローターン時にカードを2枚引いてもよい
その場合、ターン終了時に1点のライフを失う
 

"だがしかし、苦労や予定が何も無い平穏な日々も、僕の心を蝕むのだろう"
                                   霧崎 鋭

7月2日



 
さっきトイレで踏ん張っている時に、ドアの向こう側でモテ男が「遊びも勉強も両立する為にはスケジュール管理が大切だ」と言っているのを小耳に挟んだような気もしましたので、7月のスケジュールを立てる事にしました。したのです。


 
まず、8月に入ってすぐに大学院試験があります。勿論これに受かれば大学院に進学できますし、落ちれば来年までアバヨ!の厳しい試験です。就職活動を全くする気がないneetestな僕ですから、この大学院試験に落ちてしまうとまず1年間鼻ほじりながら2chをして過ごすことになるでしょう。とすると、帰納法から人生のレールからも落ちてしまうことが証明されますねウフフ。ウフフじゃない何としてでも受からねばならない。


 
試験は英語、数学、専門科目、小論文、面接から成り立っています。どれも一日やそこらで対策できるような簡易なものではありません。特に英語はもう一年以上触れていないのでPierrot以外の単語が使えない現状です。「調子こいて色彩検定受ける暇があったら単語覚えとけばよかったのに」と思いますが既に後の祭りであります。


 
と、考えると残り一ヶ月間を徹夜で勉強。といきたいところですが、残念ながら「支部会」の発表用原稿締め切りも8月半ばに控えているのです。「支部会」とは研究者達が互いの研究結果を発表しあう会です。北海道の各地から最強ブレーンどもがこれでもかとオリジナリティ溢れる研究成果を出し尽くすという、僕にとってまさに雲の上のお話だったのですが、「四年生も頑張って支部会に出しなさい」という教授のお言葉により、雲の上まで大砲で力ずくでぶっ飛ばされることになりました
 

 

 勿論研究なんてなんにも進んでいません。試験勉強も進んでいません。「できるわけねーよ」と声を張り上げたいのですが、tkzw君が涼しげな顔でどちらもこなしているのを見るとそれも無理なのです。かくして七月のスケジュール帳には『一日のうち12時間勉強、12時間研究』と書かれるでしょう。
 

何と何を両立でしたっけ? 

 

7月4日


 

 電車男」のサクセスストーリーは、女の子が周りに存在しない生活を送る僕らオタクにとってはまさに絶望からの瞬間の離脱、希望への唯一の架け橋であります。ですが、電車男がサクセスを掴めた理由は、「痴漢に襲われている美人がいる場に偶然居合わせた幸運」ではなく、「一瞬のチャンスを逃さずに行動できた勇気」なのではないでしょうか。得てして、大成する人は、人生で数少なく巡って来るチャンスをものにできる人であります。

 

 そしてピエロは大抵そういうチャンス場でしくじります。たとえ電車男と同様のシチュエーションに出くわしたとしても、失禁寸前になって震えているか、万が一注意できたとしてセリフ噛みまくりそうです。A-Aです

 

 まあそういうシチュエーションに出くわすことはまずないでしょうし、そもそも僕が痴漢に間違われた事がありますからね。次の電車男が書籍化されたときは、女の子に痴漢をしていた悪い男役で僕が出演するかもしれませんねフヒヒ。

 

 webが舞台の「ホームページ男」なんて良いかもしれませんね。これなら僕にもチャンスがあります。現実と違ってキーボードによるタイピングと、コミュニケーションのほぼ10割が文章上での事ですからね。推敲に推敲を重ねて文章を作れば、「格好いい男」を相手に錯覚させる事もできるのではないでしょうか。
 

新米管理人で右も左も判らない女の子と、そのホームページにたかる悪質な粘着荒らし野郎。窮する女の子を我関せずと傍観するウォッチャー達。そこへ、ベテランのweb管理人である、一人の青年が勇気を出して荒らしを排除する。感謝する女の子と相互リンクを繋げることをきっかけに少しずつ、心の相互リンクも繋げていく・・


「ホームページ男」のストーリーは概ねこんなところです。

 

 まあそういうシチュエーションに出くわすことはまずないでしょうし、そもそも僕の掲示板への長文書き込みって荒らし扱いを受けても不思議じゃないですからね。ホームページ男が書籍化されたときは、巨大AAと長文書き込みで荒らしていた悪い男役で僕が出演するかもしれませんねフヒヒ。

 

7月7日

 

 前日の日記を書いた後に「電車男」のスレッドなどを眺めたりしていたら、「痴漢男」というものを発見しました。これ、結構有名みたいで書籍化、映画化までされております。ストーリーとしては『オタク男が女の子に痴漢に間違われた事をきっかけとして仲を深めていく』という電車男に似たもので、こんなの映画化したら間違った行動に出る非モテが急増するんじゃないの?と思う事しきりです。
 

 しかし!「どうせ電車男の二番煎じなんでしょ」と思う事無かれ。僕にはこっちの方が数倍面白いと感じました。小倉優子似で男友達ゼロのスーパーヒロインや典型的活発系お姉さまタイプの美女童顔ロリ体系巨乳娘など、『何の禁止コマンド使ったんだコイツ?』と思わせるほど有り得ないキャラに囲まれ狂い咲きする主人公は、まさにエロゲーから抜け出してきたかのようです。
 

 実話か?という話題はあちこちでされていますが、どうでしょうか。空想だけでここまで作れるならそれはそれで凄いですね。ただ、僕はフィクションである事を願っています。こんな話が現実に存在するというだけで鬱になってしまいますからね。(過去に痴漢容疑かけられただけで終わった僕が報われないだろうが。
 

 

 上に示したリンクは当時2chで実況されたログが纏められているのですが、非常に膨大な量です。アントシアニンが手元に無い人はちょっと読むのは厳しいです。そこで、まだ「痴漢男」を知らない人で、詳細を知りたいという人はこちらの神サイトをお勧めします。神がかった画力で漫画にまとめてくださっています。今はまだストーリーの半ば位までしか描かれていませんが、この人ほぼ毎日数ページずつUPするという猛者なので、年内には完結してくださるでしょう。(てかこの人プロなんじゃないの?

 


 とにかく「ヤクい」って言えばモテらしいですが、僕が言うとドラッグ患者みたいです。

 

 

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